各自治体では、シングルマザーやシングルファーザー(ひとり親)の就職を支援しようと、
特定の資格を受ける際に金銭的な支援をする制度がいくつかあります。
対象者は、ひとり親で扶養している子どもの年齢が20歳未満であることが条件です。
自分が健康で子どもを見てくれる両親がいれば、この制度を利用して資格取って就職できると思うのでシェアします。
シングルマザーの資格取得を支援する制度 高等職業訓練促進給付金
☆シングルファーザーも対象です。
高等職業訓練促進給付金とは、特定の資格習得を目指し学校に行っているひとり親の生活費を支援する制度です。
月額100,000円 (市町村民税非課税世帯)
月額 70,500円(市町村民税課税世帯)
【期間】
修学中(上限4年間)に支援金を頂けます。
この制度によって、勉強期間の生活費の心配が軽くなるので、非常にありがたい。
また、ひとり親向けの支援制度って、非課税世帯向けが多いのですけど、この高等職業訓練促進給付金は課税世帯も対象なので、親と同居のシンママでも利用できるのでおすすめ。
この制度の対象となる特定の資格とは、養成機関において1年以上のカリキュラムを修業することが法律で決められている資格の中から、都道府県知事が指定したものです。
そのため、自治体によって対象になる資格が違います。
ご自身の市町村がどの資格を指定しているのか確認してください。
「○○市 高等職業訓練促進給付金」で検索すれば、市町村公式ページの該当ページ出てきます。
窓口は市町村によって違いますが、子育て支援課、子ども課などが担当課となっているところが多いです。
シングルマザーの資格取得を支援する 自立支援教育訓練給付金
☆シングルファーザーも対象です。
自立支援教育訓練給付金制度は、都道府県が指定してする職業訓練講座の受講費の6割を支援する制度です。(支援金の割合は、自治体による。限度額あり。)
自立支援教育訓練給付金の対象となる指定の講座とは、
- 雇用保険制度の一般教育訓練給付の一部講座
- その他自治体が指定した講座
民間の専門学校などで行われています。
教育訓練給付の講座の検索は、
専門実践教育訓練および特定一般教育訓練指定講座の検索サイトか、
専門実践教育訓練および特定一般教育訓練指定講座の一覧(PDF)をご覧ください。
教育訓練給付の講座の一覧(PDF)を開いて、スマホならブラウザ上で検索するか、パソコンならコントロール+Fで検索する方がラクかも。
対象講座の具体例をあげると、群馬県は、建築士の専門学校が対象でしたし、千葉東京愛知では美容師学校も対象でした。また、年度によって対象となる学校が入れ替わります。
経費の20%(4千1円以上で10万円を上限)が支給。
(市町村によっては、上限が上乗せされている場合あり。)
高等職業訓練促進給付金も自立支援教育訓練給付金も、自治体に入学前に相談するのが条件です。
高等職業訓練促進給付金も自立支援教育訓練給付金も、法改正や条例改正によって、対象の資格や学校の変更もあります。
また、必ず事前相談と事前申請が必要です。入学後の申請は一切できません。
入学前、受験前に、役所の子育て支援課(子供課など)に相談に行ってください。
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