損をしない生命保険の掛け方を知って、ゆとりある家計にする方法。掛け金1000円で十分な場合も!【固定費の削減が成功する節約です】

シングルマザーの節約術

シングルマザーの皆さんは生命保険入ってますか?
今日は、節約志向のシンママ向け生命保険をシェアします。

将来の不安から、何となく生命保険に入っているシンママさんもいるかと思いますが、必要な生命保険額は、養育費を貰っているか、元夫との関係性、親族との関係などシンママそれぞれでかなり違います。

スポンサーリンク
文章の途中でも、サイドバーを表示することで、いつでも目次を見ることができます。

シンママ向け生命保険は、元夫が子供を引き取るのであれば、死亡保障額は葬式代だけでOK!

元夫が養育費の支払いを滞りなく払っていて、離婚後も元夫や夫の親族と比較的良好で父親本人もそのつもりなら、ママに万が一があったら元夫側が子供を引き取ることになると思います。

未成年者の子供を遺して亡くなられたシングルマザーで元アナウンサーの有賀さつきさんのお父さんも、有賀さつきさんが亡くなれた後のインタビューで、お子さんの今後のについて、父親(元夫)が引き取るのが望ましいだろう、と答えていました。

元夫が子供を引き取るとなると、どのくらい生命保険でカバーすればいいのだろう?と悩みますが、必要な保障金額は葬式代程度だと言われています。

ママが亡くなって残された子が18歳未満だったら国民年金から子供に遺族年金がでて、さらにママが会社員(厚生年金に加入)なら、下記の基礎年金額の他に給料に応じてプラスαの年金がでます。

遺族年金は国民年金のみの場合、年額779,300円+子の加算   (子の加算 第1子・第2子 各 224,300円)
引用 日本年金機構 遺族基礎年金について

思ったよりも、手厚いと思いません?

ママに万が一のことがあったとしても、子供が相続したママの資産(預金など)にプラスして、これだけの遺族年金が支給されるのであれば、養育費を支払っていた元夫が子供を引き取っても、改めて経済的な負担が過剰にかかることはないはずです。

なので、今ママが生活費を犠牲にしてまで生命保険に加入する必要性はあまり感じませんね。

そもそも、子どもよりも先に親が亡くなる可能性は、ゼロではないけど低い!

なので間違っても、現時点でほぼ確実に必要な子供の進学費用が準備できないのに、大学進学費用までカバーする生命保険に入るなんて野暮なことはしないで!

無理してママが生命保険に入る必要はないですって。

その葬儀代もお金が無いなら無いなりにできますよ。

火葬場の利用料は市町村によっては無料だし、お経だって普段から信心深くないのであれば、省いてもいいでしょ。実際、最近は亡くなった時に葬儀にかける費用は減少傾向って話ですしね。

スポンサーリンク

低所得シングルマザー向け生命保険は都道府県共済

全く余裕がないわけではないけれど、できるだけ安い保証がほしいなら都道府県共済がおすすめです。

共済は一般的な保険よりも掛け金が少なくて済むのが特徴で、毎月数千円の掛け捨てだけど、数百万円の生命保険と入院保障がついています。

都道府県共済は、月額1000円程度で死亡時200万円の保証・2250円程度の入院保障つき

各都道府県共済によって掛け金に差がありますが、おおむね1000円で200万円程度の保証です。
入院保障も1日目からついており、毎月の掛け金1000円コースなら2250円が入院するといただけます。まさに、葬式代だけカバー。

月の掛け金も1000円・2000円・4000円と段階があるので、必要額や予算で掛け金と保証が選べます。

都道府県共済ってなに?

都道府県共済とは全国生協連という組織が運営している共済保険です。
全国生協連とは、厚生労働省の認可を受けて設立された非営利団体です。

一般的な保険(アフラックとか、ソニー損保とか)と違う点は、監視する官庁や守るべき法律が違いますが、消費者側からするとほとんど変わりません。

ただ、面白いのは、加入できる都道府県共済があらかじめ決まっています。

加入希望者が住んでいる都道府県か、勤務地がある都道府県で加入するのが決まりです。(都道府県共済は、埼玉共済・都民共済・愛知共済などの名前で展開してます。)

なので、〇〇県の共済が条件が良かったとしても住んでもいないし、勤務もしてないなら、その〇〇県の共済には加入できないということです。

しかし、ほとんど共済は、各県で気にするほどの差がありません。

スポンサーリンク

養育費を貰っていないなら、子どもの学費がカバーできる保険を

養育費を貰っていないママの生命保険を考えます。

養育費を貰っていないとなると、子供の生活費は全面的にママが見ていたということですよね。

ということは、離婚の原因も夫側に経済的な問題や夫のDVなど、ママに万が一があっても元夫に到底頼れる状況じゃない人が多いはず。

そういう状況だと、ママに万が一のことがあると元夫側に助けを求められないので、子どもへの金銭的な影響はかなり大きいです。

遺族基礎年金だけでは、子供が飢えることはないかもしれませんが、学費などの費用はでません。全く保険をかけないというのは、それなりのリスクです。

ただ、多額な保険をかけたために生活費が足りなくなるということは避けたいです。

スポンサーリンク

生命保険の掛け金の出し方

家計管理術的にはある程度生命保険に支払える予算というのが、決まっています。

保険予算の出し方
=収入×0・04%~0・06%

たとえば、手取り15万円なら保険に支払える金額は、6000円~9000円です。
生命保険や収入保障の保険に入るとするなら、この金額内で納まる範囲で我慢するのが妥当。

でも、保険屋さんによっては、家庭ごとの保険予算を無視して「子供一人につき3000万円の保証が必要!」などと言って掛け金が高額な保険を勧めてきます。

我が家も結婚当初に相談した保険屋さんで組んでもらった保険プランは、保証金額3000万円の保険プランでした。

だけど、子育て費用数千万円という金額は、単なる子育てにかかる費用を平均しただけで、自分の家庭で出せる費用とは別なんだから、親が生きていても成り立たない子育て費用を想定しても意味ないと思います。

また、法制度が変わって年収910万円未満まで私立高校の授業料の補助があります。特に年収590万円未満の家庭なら、私立高校の授業料の補助がそれなりに金額も多く出ます。

さらに、大学などの授業料も年収380万円未満なら大学等授業料無償化の支援対象世帯です。

 

現状、大学の進学費用が出せないのであれば、生命保険の受取額も高校までの学費でいい。
大事なのは、予算の範囲内で最適化された保険を選ぶことだと思います。

スポンサーリンク

予算以上に生命保険をかけているなら、保険の見直しをしよう。

手取り額から予算を割り出してみて、支払い保険料は予算内に納まってますか?

統計データからだと手取り15万円程度のシンママ家庭が多いようなので、保険料予算は6000円程度で考えましたが、保険の掛け金の予算が6000円だと、いくらなんでも受け取り金額が少なすぎる!と感じるかも。

確かに、保険予算が1万円以下の予算で万が一の保証を多額に得るとしたら、積立貯蓄系の保険ではまずありません。

なぜなら、積立貯蓄系保険の掛け金と受取額の差は、保障額の1割~2割くらいしかないからです。

たとえば、アフラックの生命保険(死亡保険)ウェイズを例にすると、

30歳女性、保険払い込み期間65歳まで保証金額1000万円だとすると、
月の保険料は19,830円。
35年間払い込んだ保険料の総額は832万8600円です。
支払総額にプラス167万1400円です。

保険料は、あっさり予算の6000円をオーバーしてます。

保険を貯蓄がわりにするという考え方もできますが、急に現金が必要になった時に保険だと預金みたいに手軽に引き出せないんですよね。

それがネック。現金が欲しい場合は、元本割れを覚悟して解約するか保険金を担保のローンを利用します。

保険金が担保なので金利は低額ですけど、その低金利をメリットに感じるのは家計にある程度の余裕がある家庭だけだと思います。

なので、貯金がたっぷりあるなら別ですけど、貯金がほとんどないのに保険を貯金代わりと考えるのはちょっと違うかなと。

ホント、自分も年を取りますし、子供を育てていると予想外に急に現金が必要になることって案外ありますよ。

ここまで話すと、じゃぁ、保険はあきらめるか・・・。と思うかもしれないけど、大丈夫。貯蓄型の死亡保険は厳しいという話だけで、掛け捨ての保険という選択肢があります。

掛け捨ての死亡保険とは、解約払い戻し金がない代わりに、月々の保険料が安い保険です。

そもそも、保険って、万が一があった時に困らないようにするためツールです。掛け捨てだとしても、毎日、保証を買っていると考えれば、掛け捨てだと保険料がムダという発想から転換するんじゃないでしょうか。

6000円程度の保険予算なら、掛け捨てと積立のダブルか掛け捨て一択になります。どのようにプランニングするのかは、子どもの年齢や、ご自身の年齢、年収や貯蓄額そして価値観によっても変わります。

まずは、めんどくさいけど、自分で書籍を買って勉強した方がいいです。

確かに、保険プランニングは、複数の会社の保険の中から保険を紹介してくれる保険屋さんでもやってます。でも、そういう保険屋さんで全ての保険を網羅できるわけではないです。

なので、自分でも勉強すべし。

そもそも、共済などの保険販売すると得られるマージン(紹介料)の無い(低い)保険の話は、保険屋さんでは聞けないし、払込額が相当な額になる買い物なので、自分で勉強して損はないです。

 

スポンサーリンク

シンママ向け損をしない生命保険の掛け方まとめ

まずは、今の家計を優先する。
養育費を貰ってるなら高額な保障がいらない場合もあるので、吟味。
都道府県共済に加入。足りない分は民間保険を検討するという順序がおすすめ。
民間保険に加入する場合は掛け金が高いので、保険の知識を自分でもつける。
保険予算よりも支払っている保険の掛け金が多いようなら、保険の見直しを考える。

くれぐれも、保険を払いすぎて生活や貯金ができなくなることは避けましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました