ども、ブログ管理人さなです。今回は、女性起業の話です。
2015年位からですかね?ポツポツと起業しました!とアメブロやFacebookで発信する人が増え出したのって。最近は、インスタでの発信もあるかな。
子持ち女性は、就職が厳しいことや、子供の側にいたいということから、自宅で店舗(サロン)や教室を開きたいと考える人も多いと思います。
わたしのメール講座(現在メール休止中。)の読者さんの中にも自宅サロンを起業した人、起業したい人共にいましたし、メール講座休止中の現在は、問い合わせフォームからアメブロやFacebookを使った集客や起業のことなどの問い合わせがたまーに来ます。
やはり、自宅サロンなどを初めてはみたものの、軌道に乗らないんですよね。
自宅サロンを軌道に乗せるには、まず起業って何ぞや。みたいなところから説明した方がいいかな、ということがあるので、起業のイロハ、自宅サロン起業が軌道に乗らない理由を、ここでまとめておきます。
起業したい、起業している人に憧れちゃう、私もホテルのラウンジでお茶会でもしようかしら?という方の参考になったら嬉しいです。
自宅サロン起業で失敗する理由 ビジネスが何か分かっていないから。
まず、ビジネスって何だと思いますか?
簡単に言うと、ビジネスとは、お客さまの問題を解決する手段の提供です。
他人の抱える問題を対価を頂いてあなたが解決し、相手に幸せになってもらうこと。
めちゃくちゃ乱暴に言えば、問題解決できるサービスや商品を作って、その見込み客を探し当てて、セールスして売上げるだけけです。
問題解決がカギなので、『好きを仕事にしたい!』が、いつもビジネスになるわけじゃないです。
確かに、個人事業主(フリーランス)は、ボスがいないので、サボろうと思えばサボれちゃいますから、好きなことじゃないと続けられないというのは、間違いじゃない。
でも、起業(ビジネス)っていうのは、社会の問題の穴を埋めること(問題解決)なので、
いくらおしゃべりが大好きだからと言って、他人の問題を解決することができない謎のセッションを売っていてもビジネスになりません。仕事は求められてナンボです。
ママ向けの商品やサービスはありますが、ママならではの起業のやり方はないと思います。
キラキラ起業、ふわふわ起業の類で、起業の仕方を教えますとか言って、商品単価20万円、30万円の謎のセッションを売っている人っているじゃないですか?
あれは、起業に関する悩みの問題解決を売ってるんじゃなくて、特に取り柄もスキルもなくて、欝々と悩んでいる人に、『今のままでも大丈夫、頑張る必要なんてない。今のままで大成功できますよ!』って慰めるというセッションの対価ですね。
誰かに認めてほしいというのも悩みの一つなので、ある意味ビジネスとして成り立ってますが、自分でもできそう!って気持ちになるのにいくら払えるのか、よく考えた方が良いと思います。
自宅サロン起業が失敗する理由 顧客になりそうな人がいない
ネイルサロン、ベビーマッサージサロン、片づけコンサルタントなどをご自身が開業希望で、ご自身の周りにネイルを施している人、ベビーマッサージサロンに行っている人、又は行きたいと社交辞令じゃなくて本気で言っている人、いますか??
自分の周囲にこだわらず集客を頑張ればいい!と思うかもしれませんが、身近にそのサービスを利用している、利用したいという人がいないのであれば、それはなくても困らないサービスや商品の可能性を疑った方がいいです。
自宅サロン起業の失敗の理由は、値付けを失敗するから。
集客を頑張って、沢山お客さんが来てくれたとします。それでも、利益がでるとは限りません。
なぜなら、価格設定を間違えて経費が売上を圧迫することがあるからです。
たとえば、オールハンドのエステサロンを一人で自宅開業、お客さんが毎日コンスタントに3人来てくれて、施術時間は一人45分、客単価が3,000円、一日9,000円の売上げたとします。
儲かってますかね?外でパートに出るよりも、割はいいでしょうか?
答えはバツ。
確かに、自宅開業なら、家賃も新たにかかることもないですが、この1日9,000円から、国民年金保険料、国民健康保険料、所得税、そして技術をブラッシュアップさせるための勉強代やオイルやタオルなどの消耗品の費用がかかります。
そして、自営業者は傷病手当がありません。失業手当もありません。
このような事情から、一般的に個人事業主なら経費があまりかからない仕事でも、売上は1,000万円以上は必要だと言われています。
話を先ほどのエステサロンの話に戻すと、単価3,000円では、営業日22日でお客さんを15人は集めないと、年収1000万円は達成しません。
1日で15人をエステするとなると、労働時間は15時間位になります。拷問か!
そもそも、お客さんが来れる時間帯は決まっているので、15時間労働するつもりでも達成できないのですけどね。
なので、最初から売上1000万円を達成できるような客単価の設定(値付け)をする必要があるのです。
自宅サロン起業失敗の理由は、技術や資格の勉強しかせず、集客の勉強をしないから。
ビジネスと言うと技術や資格ばかりに目が向きますが、資格や技術だけでは、自宅サロンは成功しません。これ、絶対。
確かに、高収入と一般的に知れ渡っている職業は、資格があることが多いですよね。
医師免許しかり、弁護士資格しかり。
なので、単純に何らかの、資格や技術があれば稼げると思いがちです。
それで、美容系や料理系の学校に行ってネイルやエステの技術や料理を一生懸命に学び、自宅でサロンを起業したら、商売繁盛!って考えてしまうのですが、
技術があれば稼げるというは、勘違いですし、技術を最高レベルにすれば稼げるというものではありません。
資格も技術も、ビジネスの前提でしかありません。(極端な話、商品は石ころでも売れます。)
そして、全国全ての人を満足させる商品やサービスはありません。なので、ほしい人に届ける=集客が、どんなビジネスにも必要なんです。
状況によっては、技術や商品よりも集客。一にも、二にも集客です。
その証拠が、BOOKOFFの存在です。
もし、ビジネスが、商品力だけで勝負できるのだとしたら、BOOKOFFは存在しないと思います。
だって、BOOKOFFの買い取り金額は、BOOKOFFが販売する価格の十分の一とか、それ以下です。でも、それを承知でBOOKOFFに買い取ってもらいますよね?
なぜ安い値段で買い取ってもらうのですか?
安い買取価格でもBOOKOFFに買い取ってもらう理由は、自分では買う人が見つけらないからだと思います。
つまり、BOOKOFFは不用品を買い取って売っていますが、BOOKOFFの独自商品は集客。
人が集まる立地に大きな店舗を構え、品ぞろえを充実させることでBOOKOFFは、集客しているのです。
サービスやモノを買う人を見つけること(集客)は、状況によっては商品よりも価値あることなんです。
関連記事 自宅サロンの集客方法について(準備中)
自宅サロン起業が軌道に乗らない理由 最初から大きく広げすぎる
最初から法人設立したり、大型の設備を入れたりする人もいますが、初めての起業は資金ゼロまたは低額から始めた方がいいですよ。
やっぱり、100%成功する自営業はありませんし、自営業の自己責任の原則が常に付きまとう環境に戸惑う人もいます。向き不向きがあります。
なので、資金ゼロ、又は低資金で始められるビジネスから始めるのがいいです。
たとえば、インターネットを使ったビジネスは比較的低資金で始められます。
資金ゼロor低資金で始められる自営業の一例
- 語学教師(テレビ電話を使用)
- ウェブ広告代理店
- カウンセリング(占い含む)
- ウェブデザイン、イラストレーター
- ネットショップ
- ウェブライター
- 翻訳
- オンライン家庭教師
自宅サロンを成功させるには、税金の勉強と集客の勉強が必須
自宅サロンを起業するということは、自分が経営者になるということです。
経営者の仕事は、お客さんを集めてくることです。必ずしも技術を提供することではありません。
技術の提供は、できる人を雇えばいいんです。今は雇うお金がないからオーナーが技術を提供しているというだけ。そう考えると、経営者の仕事は技術などを提供することではないと腑に落ちるはずです。
また、集客とはどんな人を何人集めるかということも考える必要がありますから、サービスの価格や自宅サロンの内装など全てに影響します。
また、値付けのお話でもしましたが、売上から経費を引いた後に税金の負担があります。
シンママで背水の陣で起業をした方、これから起業する方もいるかと思います。ぜひ集客の勉強(マーケティング)、税金の勉強をしてみてください。
つまり、自宅サロンが失敗するかどうかは、開業前に決まっている
身も蓋もない話ですが、自宅サロンで軌道にのるかどうかは、計画段階で決まっています。
自宅でネイルサロンやエステを開業する人も多いですが、ターゲットとなる人が集まっている場所、集まりやすい場所、ターゲットが好む環境を用意できているかどうか、
集客方法をどうするかで、集客数はある程度予測できます。
また、労働時間や目標売上を考えれば価格も決まっているし、その価格でお客さまが満足してくれるかどうか、価格以上のサービスや商品を提供できるかどうかは、ご自身に問いかけてみれば分かると思いますよ。
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