母子家庭の仕事と子育ての両立問題の答えの出し方、私の場合。

母子家庭のシングルマザーは、いつだって育児と仕事の両立で悩んでます。頼る実家がないなら、なおさら仕事と子供の間で板挟み。

離婚して10年くらい経った今、私の過去を振り返って、母子家庭の仕事と子育ての両立をどう考えるのか?の答えがでたように思います。

この記事は、子供との時間と仕事の両立に悩む同じシンママが、自分なりの答えを見つける参考になったら嬉しいです。

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母子家庭の仕事と子育ての両立は、簡単ではない

離婚前、専業主婦だった私なんて、子育て仕事の両立はそんなに大変じゃないと思ってたんです。

何とかなると思っていました。お恥ずかしい。だって、共働き家庭もあるし、身近の母子家庭のママは普通にこなしているように見えたんですよねぇ。

だから、子供が小さいと保育所に預ければいいから、母子家庭でもがっつり仕事ができるはず。
我が子が通う保育所なら延長保育は6時までだから、会社の場所と保育所が近かったら少しは残業できるよね。

子供も大きくなったら家事もしてくれるだろうし、子供も手がかからなくなるから。
祖父母も元気だしね。

そして、何より覚悟して離婚。子供のために死ぬ気で働くんだから!!

母子家庭でも仕事と子育ての両立は、子供が大きくなるにつれて、イージーモード!

なーんて思ってました。

だがしかし、

子育てと仕事の両立がイージーモードだなんて、全部勘違いでした。子供が大きくなれば、なったなりのハードルがでてくるもんなんです。

思春期になったらなったで、子供は友達との関係で悩んだり、進路のことで悩んだり・・・。

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子供の抱える問題の解決に、一生懸命生きる親の背中を見せることが処方箋にならない

確かに、ママが仕事に忙しいことを、子供なりに理解して上手く寂しさを紛らわせたり、悩みを親以外の人に相談して乗り超えるることができる子もいます。文句も言わずに。

それに、「子供は親の背中を見て育つのだから、忙しくても子供は分かってくれる。」って言葉は、毎日、毎日、朝から晩まで働き詰めで、子供と向き合う時間ないシンママなら神の福音です。

 

でも、現実には不器用な子供の方が多いと思います。

正直、子供の抱える問題やハードルは、ママが一生懸命に働く姿を見せてることが処方箋になるとは限らないんです。

ママがいない寂しさを上手く自分で紛らわせたり、解消させることができない子供。
学校での問題を抱えたまま、誰にも相談できずに苦しんでいる子供。

そういう子供に、「ママが忙しいのは、生きるために仕方がないの。分かってね。」と言って、子供が分かってくれたとしても、それによって子供の抱える問題がなくなるわけじゃない。

やはり、親の支えが必要な時がある。

だから、自分たち親子にとって育児と仕事のバランス(比重)は、それぞれ違うはずです。
ちょうど良いバランスは、もう「えいゃ!」で、子供を見て自分達なりの答えを出すしかないと思います。

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子育てと仕事の両立どうするか問題の自分なりの答えの出し方

人間24時間しか持ってません。だから、私は、自分で物事の優先順位を立てて、重要なものにしか時間は割かないことにしました。

私にとって一番大事なのは、子供。もっと言えば、子供の将来よりも子供の「今」が大事だって思ったんです。

子供達の将来がどうなるかは、誰にも分かりませんけど、子供達は「今」ここにいます。

今、子供自身や子供との関係に問題があるなら、それに向き合うのは「今」だと私は思っています。

これは、将来のことを考えないという話でもありませんし、「将来のために今を犠牲にしよう。」という単純な話じゃないです。

むしろ逆。将来のために「今」をどう過ごすのか、考える。

ママが忙しくても子供自身で悩みを解消できているなら、仕事の比重が重くてもいいかもしれないし、子供自身が悩みを解消できずに抱えているのなら、仕事よりも子供と向き合う時間を多くする選択肢も見えてくる。

やっぱり、今、問題を抱えた子供が、そのまま大人になってもまともな大人になるとは思えないし、あらゆる問題は先延ばしにすればするほど、解決までのコスト(手間)が余計にかかる。

将来のことを考えるからこそ、「今」の親子関係や子供のことに目配りすることは大事だと思うんです。

確かに、シンママは稼ぐ必要はあるので、私は稼ぐことも追及してます。だけど、子供の状況を無視してまでは稼ぐことにフォーカスはできません。

私の場合は、子育てと仕事の配分が子供にとっていい状況かどうかは、今の子供の状況を見て決めます。それが私の行動の指針です。

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子育てと仕事で両方を完璧にすることはできない。

世間は、子育てと仕事の両立を頑張ろう!ってアナウンスしているみたいですけど、子育てと仕事との両方を自分一人で完璧にすることはできないと思います。

食事は手作りで、掃除も完璧、そして、PTAにも積極的に参加して、どこかの会社に勤めてがっつりフルタイムで残業もバリバリして稼ぐなんてムリさ。

どうやったら育児と仕事とが、もっとよい状態になるのかを試行錯誤するのはいいけれど、ありえないゴールを目指す必要はないと思います。

欧米のエリートワーキングマザーだって、メイドを雇って仕事と子育てを両立していますし、私だって、今の仕事じゃなければ無理。

両立できるはず!両立しなきゃって思うと苦しくなります。もっと、育児と仕事の両立はムリ!って言っていい。

「母子家庭だから、覚悟があったんじゃないの?」って言われると思いますけど、離婚の事情や子供の事情も知らずに、何言っちゃってるんですか?って話です。

シングルマザーの貧困は自己責任!と言うやつは福祉政策を誤解している。
シングルマザー当事者の管理人です。「シングルマザーは自己責任」といったご意見を、コメント欄でもらうことがあります。 そう...

 

これは、母子家庭だけの話じゃなくてワーキングマザー全員の問題。もっと言えば、男女ともに女から生まれるのだから、社会の問題でもある。なのに、それに気づかない人の話は聞く必要なんてないように思うのです。

話を戻す。

もし、今、子供の状況で思うように稼げなくて、将来どうしよう・・・。って焦って、ただグルグルと堂々巡りの中で悩み続けているなら、自分なりの行動指針や信念を確立してから、子育てと仕事の両立(比重の取り方)を判断したらどうかな、と思ってます。

あなたにも聞きます。あなたの優先事項の最上位はなんですか?

私と同じように子供が優先順位の最上位であっても、子供の状況によっては、正社員でバリバリ働けるかもしれないし、ゆっくり子供との時間を増やすパート転職かもしれない。

または、パートから転職して正社員になることかもしれない。

それとも実家に戻ることかもしれない。

自分の行動指針を明確化することで、選択肢がないように思えても、よりマシな選択肢は見えるはず。

あなたが重視したいのは、子供の今?それとも子供の近い将来?それとも、もっと先の未来?それとも別の何か?
それを知っているのはあなたです。

あっ、そうそう。

答えは、出すもんじゃなくて、決めてしまうとラクです。

 

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