シンママブログ管理人さなです。一生懸命仕事をしてお給料を増やして、児童扶養手当が減額又は廃止になったけど、手元に残ったお金は実は減ってないですか?
手元に残るお金が減ったのは、ダブルワークやトリプルワークをして児童扶養手当が減額されているからではありませんし、シンママが理由でもありません。ただ単に増税しているからです。
手取りが毎年減るのは、社会保険料が毎年値上げされているから!
社会保険料は国民年金、厚生年金がありますが、二つとも年々値上げされてるんです。
たとえば、国民年金は平成29年ーつまり今年ーまで毎年月額280円づつ値上げすることが決まってます。
聞いてないよ!!って?2004年の公明党坂口厚労省大臣の時に決まった話です。公明党が「100年安心プラン」とアピっていた記憶がある人もいるかな。
なので、社会保険料が毎年3,360円(=280円×12)づつ増えているため、日本に住む20歳以上の人の手取りが減ってます。
雇われの人は国民年金だけでなく厚生年金も払っていますが、厚生年金保険料も17年度以降は、給料に対して18.3%と固定されることになっていますが、今まで年々上昇していました。
具体的には、06年度は給料に対して保険料率14.642%だったところから、2016年度(16年9月~17年8月分)の保険料率は18.182%まで上昇しています。
しかし、ここで「負担増やだなー。年金払いたくない!」と言うのは、ちょっと気が早いです。
なぜなら、年金は今まで払っている人しかもらえず、老後に必ず戻ってくるからです。
人口が減って年金を払う人が減ってしまい、年金受給額が減ることはありますが、破たん(なくなること)はありえない。だから、年金制度が破たんする!というのも間違いです。
そもそも、財源は保険料だけでなく税金も年金の財源です。
買い物の時に消費税払ってますよね?所得税だって払っているはずです。クルマを持っていたら自動車税も払ってます。それら保険料以外の財源から補てんされているので、破たん(もらえなくなること)はあり得ないんです。
また、年金は払った税金分を払い戻すチャンスの一つです。増税やだなーっと思って、短絡的に年金を滞納しない方がいいです。税金を取り戻すチャンスを逃したことになりますからね。
生活がきつくて年金を払えないのであれば、社会保険事務所で年金の免除手続きを取りましょう。
年金保険料免除の場合は、年金保険料部分は受けとれませんが、国庫(税金)負担分のみ受け取れます。滞納せずに手続きは必須です。
40歳以上なら介護保険料の支払いも始まる
社会保険料の中には介護保険料もあります。市町村によって保険料は違います。例えば群馬県前橋市では、介護保険料の最低金額は年間 27,700円(月々2,308円)最高額は138,800円(月々11,566円)です。
介護される人が多い自治体は保険料は高くなりますし、保険料は3年ごとに見直されています。まぁ、介護が必要な人が一気に減ることはあり得ないので、保険料は3年ごとに値上げと思って間違いないでしょう。
国民健康料も値上げされている
国民健康保険に加入している人は、自営業者と無職の人(主に年金受給者)です。年金受給者は老人ですから、やっぱり病院通いが多いんです。なので、国民健康保険料は上がりやすい。老人の数が増えるにしたがって値上げとなるのが自然です。
復興特別所得税額もある
震災があったことで、新しく税金が生まれています。復興特別所得税額です。(復興特別所得税額 = 基準所得税額 × 2.1%)
だから、収入は上げた方がいい
社会保険料は、年収が上がれば負担も多くなることが多いですが、そもそも全員の社会保険料が定期的に上がっている状況では、現状維持のお給料のままでは、さらに手取り減ってしまったはずです。
さらに、復興特別所得税もあります。増税は、生活を直撃してしまいますし、一つ一つを見たら税金の無駄遣いもありそう。それでも、それぞれ必要な税金です。払わないわけにもいかない。
また、子供が18歳になったら児童扶養手当はいただけませんが、急に給料が上がることはなく、給料が上がるのは今までの積み重ねですよね。
増税なので現状維持では、さらに手取りは減りますから、児童扶養手当が停止された後に、生活が困らないように収入を上げることはいいことだと私は思います。
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