新幹線での殺傷事件や女性を狙った連れ去り、強盗事件が起きています。
夜道を歩かないだけでなく、防犯ベルも持っていますが、防犯ベルだけでは大事な人や自分自身を守れない。
この記事では、事前の練習が必要な護身術に頼らずに、女性ができるだけ簡単に暴漢から身を守る方法をシェア。
詳しく自分でもシミュレーションしながら書いたので長いですが、グレー枠の中だけでも読んでください。絶対役に立つ自信があるので、ぜひ。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 新幹線編
まずは、暴漢に出会わないことが最重要。
誰でもいいから殺すつもりで新幹線に乗っている人から身を守る(出会わないようにする方法)
- 窓際ではなく、逃げやすい通路側に座る。
- 車内で酒を飲んでいる男、平日なのにカジュアルな服装の男の隣は座らない。
- 暇つぶしを何もせずにただ座っているだけの男の隣の席には座らない。
- 隣の人の言動に気を配るために、特に男性の隣に座ったら絶対に寝ない。
- 最終電車の場合は、隣の席の様子次第で移動できるようにあえて自由席にするか、車掌室が近いグリーン車、グリーン車に一番近い指定席に乗る。
刃物で切りつけられないまでも、普通じゃない人がいるので座る時は隣の人の様子をチェックしてから乗った方がいいです。
酒が悪いわけではないのですが、酒飲んでるサラリーマンってどのくらい平常心なのかが分からないから、怖いです。
お酒とは関係ないですけど、新幹線車内で女性の隣で堂々とエロ本を読んでいるサラリーマンも見たことあります。
在来線では、隣に座った女性の太ももを触ってくるおじさんに遭遇したこともあります。
隣の人がどんな様子なのか、必ず確認が必要です。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 隣に座る人に切りつけられた時
隣に座る人がいきなりナイフで切りつけてきたら、その一撃が致命傷になることもあるので、被害に合う前に隣に座る人の動向を常に気にしていることが重要なんですが、いきなり刃物などで切りつけられた時、どうすればいいのかを話します。
死なないという決意は重要
マインドって大事です。
名古屋で起きた闇サイト強盗殺人事件のルポを読んだことがあるのですが、被害者の方は何度も何度も頭部を鈍器で殴られながらも、諦めずに命乞いをしていて、その様子は犯人がパニックになるほどだったと書かれています。
その被害者の方は母子家庭のお子さんで、彼女の性格やこれまでの親子間での出来事から「私がいなくなったらお母さんが一人になってしまう、だから必ず生きて帰らなければ」という強い決意があったんだと、ルポには書かれていました。
私もそう思います。絶対に死なないという決意は侮れない。
バックを盾にして逃げる
状況によっては、盾代わりのバッグを相手に押し付けながらに逃げる。
相手は利き手である右手で攻撃してくるので、切られる可能性が高いのは自分の左側です。
銀行に立ち寄る警備員の姿を確認したのですが、彼らも盾は左手、警棒は右手(利き手)でした。
特に、新幹線などの狭い場所で隣の人を切りつける場合は、軍事訓練を受けているような人は別だと思いますけど、座ったままでは前の席がひじを邪魔をして、隣の人を刃物で切りつけることができないので、犯人は必然的にターゲットの斜め横に立ち上がって、刃物を振り下ろすはずです。
なので、バッグは左側に持って、顔や首あたりに刃物が振り落とされないようにガードしないとなんですけど、その時は、右目を隠さずに左目を隠すようにすると、いい感じに左側の頭部や首が守られます。
私も鏡の前でバッグを盾にして顔周辺をガードしてみたんですけど、自分の顔をバッグでガードすると、顔の正面にバッグを持っていしまいそうになりますが、左側ががら空きになるのでやられます。
また、バッグを正面に持って顔を隠すと視界が遮られ逃げるのが遅れます。
なので、盾代わりのバッグで左目を隠して、右目で状況把握。
実際にできるかどうかば別として、予行演習をお薦めします。
時にはバッグを相手に押し付けながら逃げる
そして、バッグを盾にすると同時に、相手にバッグを押し付けることも辞さずに逃げて下さい。
新幹線って前後の椅子と椅子の間が狭いので、切りつけられて体が縮こまって自分のイス側に体が傾くと素早く通路へ逃げられません。
だから、体勢を立て直すために、盾代わりのバッグを相手に押し付けるようにします。また、バッグを押し付けることで、相手も怯むのでその隙に逃げる。
また、持っているバッグが、ポシェットなどの盾にするには小さすぎるバッグの場合、バッグを犯人の顔を目がけて投げつけたり振り回して、とにかく体勢を立て直しながら逃げます。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 馬乗りからの反撃は急所を狙う!
馬乗りにされたら、絶体絶命。
だからと言って、何もせずにただナイフを受け止めるなんて、悔しい。
馬乗りになられた場合の反撃方法を説明します。
バッグなどの飛び道具がないなら、手が届く相手の急所を狙って攻撃です。
馬乗りになって刃物を振り下ろされている状況で反撃する
脇腹や膝、股間などの急所は、掴まれたり揉まれると、くすぐったいので体勢が崩れます。
思いっきり掴まれると激痛です。
これは、人間以外でも同じです。
狂犬がベビーカーに乗った赤ちゃんを襲ったという事件が海外で稀になりますが、そんな時も犬の脇腹を思いっきり蹴り上げて下さい。犬が逃げます。
馬乗りになって強姦されそうな時
自分の顔の近くに犯人の頭部があることも多いので、そのタイミングで相手を片側に倒すつもりで、素早く思いっきり両耳を引っ張って相手の隙を見て逃げます。
ナイフを持った強姦魔に教われそうになった実際の事件では、相手が行為に及ぶためにナイフを手放した時に、被害者はすかさずナイフを奪って、太ももに刺して逃げた事件があります。
なので、相手が持つ刃物が手から離れたら、俊敏に取る気持ちは忘れずに。
ナイフで人を襲うような人は、丸腰だと弱い人、ひ弱なタイプが多いと言われています。
ナイフが手から離れたら、即反応してナイフなどの刃物を奪って逃げる。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 暴漢に襲われている人を見たら。
新幹線での無差別殺人事件では、女性をかばって襲われた人に加勢できなかったことを攻めるようなツイートを見ましたが、男女問わずその場になったらどうしていいか、分からないと思います。
でも、実際にこんな悲惨なことがあったからこそ、反撃の仕方を考えておきたい。自分の子供が襲われていたら、オロオロしてしまって何もできないというのは、恐ろしいので。
では、反撃の仕方です。
まず、新幹線の通路は大人がやっとすれ違える程度と狭いので、相手が刃物を持っているのであらば、反撃は背後から。
そして、相手が座っているなど低い位置にいる時に、一撃必殺で急所である首や頭を、車内にある消火器などの何らかの鈍器でフルスイング以外は術がないです。
手刀(空手チョップ)で首の真ん中、うなじ辺りを小突くと頭がグラっとします。小突くだけでグラってするんですから、鈍器で思い切ってやれば・・・。推して知るべし。
タックルも有効ですが、テクが必要なので女性から仕掛けるのは難しいと思います。
ただ、背後から思い切り鈍器で殴るということは、相手が死ぬこともあります。
正当防衛が成立するのか気になるところですが、正当防衛(刑法36条)は、「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない」とあります。
新幹線などの逃げ場がない密室で暴漢がナイフを振り回しているのであれば、反撃する以外に乗客が助かる道はないのですから、正当防衛が成立し無罪になるかと思われます。
でも、ナイフが落ちて、丸腰で直立不動の犯人を、鈍器で殴ったら過剰防衛の可能性があります。
まぁ、自分の命や大事な人の命が危険にさらされている状況なら、正当防衛か過剰防衛か冷静に判断して行動するのは難しいと思いますけどね。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 路上でナイフを持っている暴漢を見た時対処法
次に、路上で暴漢がナイフを振り回しているのが見えた!という場合の対処法もまとめておきます。
- あれば防犯ベルを鳴らして元来た道や犯人が持つナイフの反対側へ猛ダッシュ。
防犯ベルが鳴っていれば、何事かと人が窓を開けたり出てきてくれるはず。
利き手が右手の人が多いので、人は他人に危害を与えるために移動する時は、ナイフを持っている方向、または直進に移動しやすい。
なので、逃げる時は自分の右側(つまり、犯人の左側)へ逃げる。通り魔が遠くにいる間に、左右の安全を確認して道路の反対側に横切るのもよい。
ハイヒールなどはできたら脱ぐ。 - 「人殺しだ!通報して!」と叫びながら、逃げる
「助けて!」よりも具体的に「通報して!!」と叫ぶ方こと。
「助けて!」と聞いた相手は、通報すべきなのか、それとも暴漢から救い出せばいいのかという選択肢が2つ頭に浮かんでしまって、対応が遅れるから。まずは通報してもらうのが先。 - お店や公共の施設に入って110番通報。カギもかけられるようなかける。
民家だと留守だったりカギがかかっている可能性が高いので公共の施設やお店が近いならそっちを選ぶ。
特に、コンビニや金融機関は外部に異常を通報するシステムがあるので、「人殺しだ!通報して!」と叫びながらコンビニに入ること。
(ナイフ持って歩いていれば、人殺しという認識でOK。) - コンビニに逃げ込んだのに犯人が追ってくるようなら、コンビニの商品を飛び道具(遠方から相手を攻撃するための武器。例えば、手裏剣。)代わりに使って、相手の戦意を喪失させることもできる。
普段、物を投げたりしないはずなので、選択肢からごっそり抜けてしまうかもしれないけど、暴漢が追って来たら手元にあるものを手あたり次第とって、投げつけるというのは覚えておいた方がいいです。
女性が簡単に身を守る方法 ナイフ持ちの暴漢に襲われそうになった
- 自分と相手との距離が、リーチ(相手の腕の長さ)と刃物を含めた距離以上ならば、ナイフは自分には届かないので、その距離を維持するために、何でもいいので大声を上げながら猛ダッシュ。2メートル離れていたら相手はあなたを刺せないので、焦りすぎて腰を抜かさないように、猛ダッシュ。正面に暴漢がいるなら相手の中心から離れるために、状況が許すなら横へ逃げる。
- 逃げることが最優先で距離を詰められそうになったら、走りながらでいいので手に持っているスマホや手荷物(バックやカサ)を飛び道具代わりに相手の顔面めがけて投げつけ、相手を怯ませて逃げること。
逃げながら防犯ベルを鳴らすのでもOK。
でも、個人情報満載のバッグを暴漢に投げつけるのは、躊躇すると思います。
その投げ残したバックの中身を見られて住所が分かったりしたら怖い。
なので、
暴漢と出会ったら投げつける用として、
- 小銭(砂でもOK)をあらかじめ握りしめて歩いたり、
- 弁当箱など大した物は入れないサブバックを常に持って外出したり、
- 催涙スプレーを握って歩く。(催涙スプレーは数メートル先の相手にも届きます。正し、風向きに注意。)
また、通り魔の場合は、ナイフを突きつける間はなく、やたらめったらとナイフを人に向けて振り回しているはずです。
逆に、刃物などを突きつけているということは、暴漢に何かの目的があるはずです。
強姦かもしれないし、強盗かもしれないけど。いろいろと目的があるはずなので、相手から指示があるもんです。「車に乗れ」「金を出せ」「大人しくしろ」などなど。
暴漢が何か話しかけているのであれば、すぐに刺すことほぼないと考えていいと思います。
なので、腰を抜かしたとしても、相手の指示に従う(ふりをする)間に下に落ちている砂を投げたりして、諦めないこと。
そもそも、普通の人なら、正面からナイフを首に突きつけるほどまで、相手に急接近することはできません。
近づく間に女性が気づくって。
だから、周りの状況が分からなくなる歩きスマホとかしちゃダメだし、人気のないところで止まってスマホとかいじるのも良くない。後ろから羽交い締めされるよ!
後ろから足音がしたら振り返ることを習慣に。
女性が簡単に暴漢から身を守る方法 クルマに押し込まれないようにするには
路上で車に連れ込まれないために
まず、止まっているクルマの周辺は歩かない!特に、人気のない場所や公園わきに止まっているクルマには要注意。
確かに、軽自動車や普通のセダンタイプだと乱暴しずらい・・。ワンボックスカーに限って注意するというわけではないですが、要注意です。
話を戻します。
絶対に車の脇は通らないというのが一番ですけど、どうしても仕方なしにクルマの側を通る時は、クルマから2メートル以上離れ、歩かずにダッシュで通る。
クルマから離れた位置を走って通過することで、犯人が襲うことを諦めることもあるし、かりに押し込まれそうになっても、クルマと距離があったら、クルマに押し込まれる前に相手のどこかを思いっきり掴んだり、引掻いたり、噛んだり、最大限に暴れることができます。
女性がクルマに押し込まれてしまった場合、かなり状況は悪くなるので諦めず最大限に暴れましょう。
そして、逃げたらすぐに助けを呼びます。また追いかけてくることも考えられるので、逃げたことに安心せずに、お店に入ったり、道行く人に助けを求めます。
ただ、道にいる人が犯人とグルの可能性があるので、付いて行かずにすぐに110番通報してもらいましょう。
助かっても110番通報は、必ずしましょう。
実は、私も路上で男から「胸を5000円で触らせてくれませんか?」と敬語で頼まれたことがあって、「私そう言う人じゃないんで。」と謎の答えを返して逃げたことがありました。
しかし、今思えば、相手が礼儀正しく(?)敬語だろうが、暴力的であろうが不審者なんですから、すぐに警察に通報すべきだったと思います。
自分の車に暴漢が乗り込まないようにするために
不審者がいないか周囲を確認します。
不審な変な人がいるようなら、クルマに乗り込まない。
時間を置いたり、公共の施設なら警備員や店員を呼んで、クルマまで来てもらってもいいと思います。そして、クルマに乗り込んだら、すぐにカギをかける。
初夏の今ぐらいって、クルマを駐車場に止めておくと車内は熱気でムンムンしているので、ドアを開け放して熱気を逃がしたりすることがありますけど、絶対にしない!熱くて辛いけど、すぐに施錠です。
やっぱり、春になると、変質者や悪さをたくらむ人が多くなります。
過ごしやすい日中や夏の夜は、特に気をつけてください。
それでも、不審者にクルマに押し込まれてしまった!助かる方法を考える
- 助手席に押し込まれた場合、走り出したクルマのハンドルを動かしたり、運転手の目を隠したりして事故を起こす。
- 後ろにクルマが走っていることを確認してサイドブレーキを引く。
- 窓をたたくなど暴れる。防犯ベルを鳴らす。
とにかく、生きるか死ぬかの状況ですから、エアバッグを信じて自動車事故を起こすこと。そして、防犯ベルがあれば鳴らすことです。
ただ、最初にも言うように、一番の防犯は、不審者のターゲットにならないことです。秋葉原無差別殺人、新幹線の無差別殺人、名古屋闇サイト事件、看護師闇サイト事件・・・、同じような事件が何度も起きています。
↓こんなカワイイ防犯ベルもあります。千円位で効果絶大。
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