シングルマザーで医療事務の資格を取得するのは損か得か。医療事務の現実

シングルマザーで何か資格を取りたいということで、候補となりやすいのが医療事務資格です。

医療事務の主な仕事内容は、医療報酬を自治体に請求するための書類を作成や、カルテの整理などの医療行為以外の事務が仕事です。

医療事務の資格があることを知って、医療事務の資格を取ろうかどうか悩む人やシングルマザーでこれから自立したい人が、医療事務資格を取ることは正解なのか、いろいろ考えて見ました。

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医療事務はシンママに向いているのか?

いろいろな職種を調べて分かったことは、シンママに向いている職種は基本的にありません。子育てに理解があるかどうかは、職場によるんです。

子育てに理解がある職場は、職種とは無関係。

確かに、残業が多くなりがちな職種もありますが、それでも職場に理解があれば、ある程度どうにでもなります。

実際に、シンママの美容師さんが知り合いにいるのですが、彼女は職場が理解があるので土日をお休みにしてもらっていました。

子育てと両立できかどうかは、職種よりも職場に左右される問題なので子育ての両立ができると考えて医療事務というのは、見立てが甘いことになりそうです。

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医療事務資格は就職に有利になる?

医療事務の資格は民間資格です。

民間資格とは、国や公的な機関ではなく、ある団体が審査基準を設けて基準を超えて与える資格のことです。

医療事務以外の民間資格としては、収納アドバイザーやフードマイスターなどがあります。

 

医師も看護師も国家資格ですから、医療事務も国家資格なのかなと思うかもしれませんが、医療事務は民間資格。

つまり、本来、医療事務には資格はいらないんですよ。

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医療事務資格よりもどこの高校出身かの方が重視される

もともと資格がいらない仕事ですし、資格の歴史自体も浅いため、医療事務資格への評価はさほど高くありません。

一方で、事務職の中でも医療事務の事務仕事は、診療報酬の計算など医療機関ならではの細かい事務仕事です。

ある程度の事務処理能力がいります。

事務処理能力を表すのが学歴ですから、医療事務に限らず事務職の求人は、学歴への評価はシビアな印象があります。

私が一般事務の求人作業に携わっていた会社では、高卒であっても普通レベル以上の学校でないと面接まで行きません。

 

ぶっちゃけちゃいますが、特に地元での就職ですと、卒業した高校がどの程度のレベルが丸分かりです。なので、底辺高校の高卒は事務職での就職は難しい。(わたしの印象です。)

 

年齢が若く、高卒でも悪くないレベルの学校を卒業したのであれば、医療事務資格を取らずに、すぐに求人に申し込む方が得策かもしれませんね。

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医療事務の年収

医療事務の年収は254万円、手取り18万円程度が相場と言われています。(参考サイト はたらいく 医療事務の年収

たとえば、新卒正社員で公立病院や大病院に採用されての医療事務の仕事を担当すると、管理職への昇給もあり、年収300万円程度になるところもあると聞きますし、

派遣社員の医療事務だと都市部で時給1200円、年収230万円程度が出ているので、平均すると年収254万円程度になります。

さな
さな
地域差や雇用形態によって実際に受け取る収入はマチマチですが、子供を大学に行かせるような収入かといえば、それはちょっと難しいかな。

 

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シンママが今から医療事務資格を取るのは損か得かのまとめ

医療事務自体が資格がいらない仕事であることを考えると、あなたの年齢が30代半ば以降で全くの事務職経験がないなら、資格を取っても就職はかなり難しいかと思います。

実際に求人票を見ると「医療事務資格取得者優遇」という文言が出ている求人はありますか?
あるのは「経験者優遇」ではないでしょうか。

また、医療機関は、風邪のシーズンなど忙しい時に休んでしまう子持ちの女性を採用したがらないとも聞きます。

資格を取ったとしてもシングルマザーでお子さんが小さく、ジジババの育児サポートがないシンママは、別の仕事の方が採用されやすいと思います。

 

人手不足とは言っても、医療事務は出入りが激しい仕事でもないですし、それほど人数が必要な仕事でもないですしね。

一方、年齢が20代と若ければ、資格を取る時間がもったいない!すぐに求人に応募したほうがいいでしょう。

 

それでも、医療事務をしたい、やっぱり資格がほしいというのであれば、資格取得はなるべく費用をかけずに空いた時間で行うのがおすすめです。

たとえば、ハローワークの無料の職業訓練講座として医療事務講座を開講 している場合があります。求職者支援訓練検索できるサイトもあるのでチェックしてみましょう。

 

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