子どもが不登校になった時に、解決のために母親ができること3つ

シングルマザーの生活

現在、中学生3年生の息子が約2年間不登校ですが、親子関係は良好です。

この記事では、お子さんの不登校をきっかけに親子関係が壊れてしまった親御さんに対して、心が軽くなる見方、不登校の捉え方をシェアします。

書いてある内容は実践が難しく、もしかしたら上から目線の記事に感じるかもしれませんが、心に少しでも引っかかってくれたらなと思います。

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不登校の子どもへの接し方 子供の状況を受け入れる

子供の状況を受け入れるというのは、子供が学校に行かないことを心から認める、と言うことです。

確かに、社会は学校に行くことを前提で動いていますから、そこから子供が飛び出してしまうことにとても不安になるのはムリもないと思います。

ですが、2014年8月の文部科学省の発表によると、不登校の小中学生は12万人を超えたとの発表がありました。中学生のひとクラスに1人は学校に通えない子どもがいると計算できるそうです。

子どもが不登校になることは、どこにでもある出来事です。

さらに、子供は『学校に行けない自分は、親から見放されているのではないか』『親に申し訳ないな』『僕(私)の将来はどうなるんだろう』という気持ちが必ずあります。

そのような、親に対しての罪悪感、自分の将来に対しての不安を抱えている状況の中、親が子供の状況を受け入れない(肯定できない)というのは、子供を追い詰めることになります。

学校に行けない子供だからといって、大事な子供には変わらないはずです。

子供の状況を肯定すると、

  • 学校に行かないことに対して、叱らなくなる
  • 「今、学校に行くべきだ」という親の価値観を押し付けなくなる
  • 学校に行かなかったら将来困るなどと脅さなくなる

以上に親の態度が変わってきます。

注意点は、放任ではなく肯定。

親が心から子供の状況を受け入れていないのであれば、「叱らない」というのもは、ただの放任で子供から見ると見捨てられたと思ってしまいます。

さな
さな
子供を叱っていないのに、親子の関係が良くない、昼夜逆転していると言う状況なら、一度親御さん自身の気持ちをふり返ってみてください。
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不登校の子どもとの接し方 母親の思いを行動で伝える

子どもが不登校になる原因はいろいろですが、確かなことは、子どもは不登校になるほどに不安を感じたり、葛藤を抱えています。

そんなとき、母親は子ども自身が不安を取り除くサポートをすること子供は落ち着きます。

我が家にとってそのサポートは、母親は子どもの味方であることを、言葉だけでなく態度で示すことでした。

子どもと一緒にお風呂に入りながら、じっくりとお風呂で子どもの話を聞くことを心がけました。時間にすると1日20分程度です。

または、食事の時はテレビを切って、子どもに今日の出来事を聞いたり、子どもに興味関心を持っていることを、態度で示しました。

仕事で子どもとじっくり話す時間がない場合もあるかと思います。わたしのワーキングマザーの友人は、一緒に料理を作って会話をするようにしていたそうです。

大人でも話を聞いてもらうことで、気持ちが落ち着いたりすることは良くあります。

否定的な会話ではなく、受け止めてもらえるような会話には癒し効果があると思います。

わたしの個人的な経験ではありますが、自分を受け入れてくれる人がいるという経験の積み重ねが、自信を作り不安を取り除ける子にするような気がしてなりません。

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不登校の子どもへの接し方 不登校になった原因を探さない

子どもが学校に行きたがらないと、なぜそんなことになったのかを探したくなるものですが、わたしは、過剰な原因探しは不要だと思います。

確かに、ある特定の子にいじめられたなどの場合は、その子とクラスを分けるなどの配慮によって、もう一度登校できるようになることもあります。

しかし、いくら子どもと話し合っても特定の原因が出てこない場合、不登校の原因を深堀しない方がいいです。

親としては不登校の原因が分からないと、「わたしの育て方が悪かったのかしら?」と過剰に自分を責めてしまうかもしれません。

しかし、自分を責める親を見て、子ども本人も学校に行けない自分を責めてしまうことになり、親子共々行き詰ってしまいます。

そもそも、不登校児を持つ親の望みは、また元気に学校に行くこと、又は社会に出ることだと思います。

不登校の原因を見つけ出すことが目標ではありません。不登校の原因を探るのは、ほどほどに。

 

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子供が不登校になったら、学校の先生や児童相談所と連帯をとる

子どもが学校に行きたくないと訴えたら、まず学校の先生にきちんと相談するのがおすすめです。

母親の仕事が忙しく、学校の先生と連絡を取るのが難しい場合もありますが、電話でもいいので、子どもが不登校で困っていることを担任の先生に相談し、担任の先生経由でスクールカウンセラーや児童相談所を紹介してもらうといいです。

わたしの経験談ですが、先生という職業についている方は、相談を受けることを嫌がらない人達だと思います。

やはり相談するということは信頼の裏返しですから、先生を味方にするためにも、まず担任の先生を拠点に相談先を紹介してもらうのがいいかと思います。実際にわたしも、担任の先生、保健室の先生にはお世話になりました。

担任の先生以外の人とも連帯を取りたいなら、担任の先生に「校長先生はどう考えているのでしょうか?」などと話せば、校長先生に話を通してくれるはずです。

もちろん、先生も人間ですから、母親が望む対応をしてくれない場合もあります。

そんな時は、なぜそのような対応を取るのか直接聞いてみるようにするといいです。

一見、酷い対応に見えたとしても、先生の経験による裏打ちされた理由があるかも知れないからです。

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不登校の子どもへの接し方 児童精神科を受診する

不登校になってしまう子の中には、朝起きられないという自律神経の病気であったり、聴覚が過敏で教室に入れない、コミュニケーション能力が独特で友人と上手く付き合えない発達障害、人と見え方が違って文字が読めない学習障害などが原因の場合もあります。

不登校の原因を必要に探し出すのはお勧めしませんが、病気や障害が理由のこともあるので、一度医師の診断を受けると道が開ける可能性も。

我が子の場合は、発達障害が原因で、保育所時代から小学校時代に渡って先生とのコミュニケーションが上手に取れていなかったことが、中学校からの不登校の理由の一つでした。

一方、学校の先生からは、発達障害の疑いの指摘はありませんでした。もう少し早くに気づいて上げられたらと悔やまれます。

なので、不登校ならぜひ医療機関にも相談してみてください。

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