市営住宅のメリットデメリットを整理して、離婚後でも良い環境を手に入れる方法【離婚準備2】

失敗しない離婚準備

さなです。前回(離婚準備1無資格未経験から始める事務職就職年代別攻略法)に引き続き、
離婚準備2は、住まいについてです。

離婚後、どこに住むことになるのかは慎重に考えたいところです。

安易に「市営住宅に入ればいいや。」「実家に戻ればいい。」と考えてるかもしれないけど、離婚後の生活がどうなるかは住むところで決まると私は思ってます。

公営住宅には、メリットもありますがデメリットもあります。実家も同様。

ここでは公営住宅のメリットとデメリットを整理して、離婚後でもよい環境を手に入れるためにどこに注意すればいいのかを考えてみます。

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市営住宅のメリット・家賃の安さ

公営住宅(市営、県営、都営など)のメリットは、ご存知のとおり家賃が民間と比べると安い点ですね。

どのくらい安いかというと、ある地方都市で2DKの間取りで最低価格1万5千円程度の家賃です。(年収によって変動)同じ地域で同じ間取り(2DK)でも民間だと4万円程度でした。

この家賃価格は、収入が少ないシングルマザーにはありがたいですよね。家賃の安さに目が行きますが、デメリットもあります。

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市営住宅のメリット・所得に連動する家賃

公営住宅は家賃が安いだけでなく、所得によって家賃が変わる点もメリットです。

毎年、所得を申告する必要はありますが、前年度の所得で家賃が決まるので、非正規雇用や自営業で家賃が毎月一定でない人だと、ありがたいですね。

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市営住宅のメリットは更新料がないところ

公営住宅は民間の賃貸住宅と違って、更新料がありません。

賃貸住宅の更新料とは、2年程度の周期で大家から請求される手数料。地域によって更新料がない地域もありますが、入居の際に書面で説明があります。

更新料はありませんが、通常、団地敷地内の電気代、樹木伐採のなど、月額数千円程度の徴収があります。

 

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市営住宅のデメリット・郊外にある公営住宅は、クルマの維持が必須

自治体にもよりますが、公営住宅は大抵郊外にあることが多いです。クルマがなければ生活できない場合、新たにクルマを買うだけでなく、維持費もかかります。

  • クルマの維持費
  • 自動車税
  • 自動車保険
  • 車検
  • ガソリン代
  • 駐車場代

我が家は離婚前から乗っている軽自動車を今も使っています。そのクルマの維持費は、1か月あたり22,516円です!

 

軽自動車維持費の内訳(さな家の場合)乗っているクルマ ワゴンアールの場合

  • 自動車税 7,200円(1年)
  • 自動車保険 45,000円 (1年)保険代が高いのは、おととし物損事故で保険を使ったから。
  • 車検 100,000円(2年に1回)
    あまり乗っていないため、部品交換などあまりないのでほぼ車検代のみ。通勤に使っている場合は部品の消耗が激しいので、プラス5万円程度は見ておきたい。
  • ガソリン代 2,000円(月)通勤には使ってません。
  • 駐車場代 12,000円(月)団地の駐車場が取れず。合計27万192円、1か月あたりに直すと、22,516円です!

団地敷地内の駐車料金が数千円で軽自動車所有だとしても最低でも15,000円程度はかかります。

また、車両をこれから購入するとなると、さらにクルマにかかるお金は跳ね上がります。

たとえば、10年乗り潰す予定で新車の軽自動車(120万円)を購入すると、これからの家計にプラス毎月1万円の出費と考えることができます。(120万÷10年÷12か月)

その他、クルマを通勤に使うなら、ガソリン代はもっと跳ね上がり、今のガソリン価格135円でリッター15キロ走るクルマを想定すると、往復30キロ毎日通勤で使っていたら、毎日270円(135円×2)使っていることになります。

月に換算すると、ガソリン代は5400円(20日勤務)。(通勤手当がでる会社なら負担は軽減します。)

通勤にクルマを使う場合の維持費を試算すると1か月のクルマの維持費は27,916円です。(地域によっては駐車代が数千円のところもあると思いますので、目安と考えてね。)

 

公営住宅は確かに家賃は安いですが、通勤のためにクルマの確保が必要だとすると、家賃とクルマの維持費を加算して4万円前後かかる可能性もあります。

家賃とクルマをセットで住居費と考えないと生活が破たんする恐れ大です。

公営住宅万歳!って言ってられない。

逆に、勤務地の近くの民間の賃貸住宅を借りてクルマを手放す方が、お金を節約できる場合もありますね。(その場合は、数年に1回訪れる更新料に注意。)

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市営住宅のデメリット・子どもの育成環境に適していない場合もある。

どこの集合住宅にもいろいろな人が住んでいますが、公営住宅は入居資格が、世帯年収が少ない人に限られます。

確かに、入居後に平均年収程度になっても住み続けることはできます。

しかし、若い人でも年功序列で順調に所得を上げる社会ではなくなりつつあるので、団地に住んでいる人は、所得が低い人が多いです。

みなさん、一生懸命に今を生きていますが、実際問題として年収が低い世帯は、子供にお金や時間をかける余裕がありません。

 

外側からは家庭の状況は見えませんが、お金がないか、時間がないか、お金と時間がないのどちらかです。

 

忙しくても経済的に余裕があれば、子供を塾に行かせて大人の監視下に置くこともできますが、低所得だと簡単に塾に通わせることもできません。

そのため、公営住宅の子どもが多く通う学校には、親の目が届いていない子どもの割合が多いように感じます。

 

どこに住んでいるかに限りませんが、大人の監視の目が届かない子どもは、事件や事故に巻き込まれる可能性が一段と高いのは、事件報道からも分かるはずです。

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市営住宅のデメリット・学力に差がでる可能性も。

わたしの子は公立中学に通っていますが、中学1年生でクラスの半数の子どもは塾に通っています。

地方ではありますが、転勤族の人や国家公務員が多い土地柄なので、裕福なサラリーマンが多いからかもしれません。

そのような家庭の子ども達は、塾やお稽古に忙しいので放課後にブラブラしている子は見かけませんし、勉強熱心な家庭が多いので、子ども達は優秀です。

我が家には塾に通わせる余裕はないので塾には通わせていませんが、本人は塾通いの友達からよい刺激を受けているように感じます。(追記 中三の4月から1年間の予定で塾に通ってます。)

クラスの大半が塾に通っているような状況だと、逆に塾に通っていない子どもが肩身の狭い思いをするかと思いますが、塾通いする子が半数程度だと丁度いい勉強環境に思えます。

子どもは、周りの環境に良くも悪くも影響されます。勉強をしっかりしている子供がいる学校の方が、子供にとっては良い影響を与えるはずです。

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市営住宅のデメリット・母子家庭とお年寄りばっかりで付き合いが面倒

母子家庭が多いことはママ友できるじゃん!と良いことかもしれないけど、住んでいる人が限られるため、子供会や自治会が上手く機能しない場合もあります。

 

たとえば、子供会の古紙回収で参加できる人がシンママばっかりで、重い古紙を担いで怪我をしたとか。となりの階のおばあさんが孤独死しちゃった、とか。

 

何と言うか、地域の人口構成が悪いっていうのかな。いびつなので、いろいろと不便を聞きます。

 

ただ、私が住んでいる団地は、普通の住宅地にあるポツンとある市営住宅なので、子供会、自治会もスムーズのようです。マンモス団地よりもポツンとある団地の方がいいかもしれません。

 

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シングルマザー的住まい選びまとめ

実はわたしは幼少のころは公共住宅に住んでたんです。

 

だから、全ての公営住宅の環境が子どもに良くないとは思ってもいないし、当たり前のことですが、年収の高低が人格を保障するものでもないと思います。

 

ただ言いたいのは、環境の見極めが大事で、母親としては安い家賃だけに目を奪われずに、子どもが育つ環境としてふさわしいかどうかも考える必要があるという話です。

また、住む場所を選ぶ際は、職場への通勤コストがどの位かかるのか見極めること。

子供が通学する学校の環境も、実際に学校に足を運び子ども達の下校の様子や、できれば引越し候補の学校にアポを取って、15分でもお話を聞いてみた方がいいと思います。(特に中学校)

離婚準備3離婚後の生活をシミュレーションしよう。

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