家族持ちで手取り200万円代の生命保険や医療保険はいらないんじゃないか。

こんにちは!シンママブログ管理人さなです。

年収200万円代のシンママや家族持ちの皆さん、生命保険やがん保険などの医療保険は入ってないですか??

働き方講座をやっている(現在休止中)流れで、年収200万円代以下の方から家計がキツキツなお話を頂くのですけど、そんな200万円以下の世帯で保険って必要なのか、必要じゃないのか、考えてみたいと思います。

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年収200万円代の家計は保険に入っている場合ではない

耳が痛い話だけど、家族持ちで手取り200万円代以下というのは、平均的な家族モデル(夫婦+子あり家庭)の年収の半分以下です。ソース:子育て世代平均年収712万円でも生活が苦しい理由

ということは、家族持ちの家庭の平均以下の年収なので200万円家庭では人並の生活はできないんですよ。

人並みの生活以下の生活というのはどういう生活かというと、目に見えるもの、必要最低限のものだけにお金を使う生活だと思います。

つまり、給料のほとんどが衣食住の生活費に消える生活だと思います。確かに、年収200万円代でも切り詰めて貯金をしている人はいるでしょうけど、そもそも家計に入るお金が平均以下なんですから、貯金を頑張っても生活自体は人並みにはできないんです。

失礼な!と思うかもしれない。だけど、現実をみないと「みんな持っているから我が家も。」「みんなしているから、我が家も。」となって、生活費が足りなくなって借金を抱えてしまうことにもなりかねない。

人並みにこだわることは地獄への片道切符かもしれないのだ。

だから、年収200万円代で目に見えないサービスに使えるお金はないと思うんですけど、年収が低ければ低いほど万が一のことが合った時に家族に残せるものがないので、生命保険やがん保険に無理してでも入っている人が多い気がします。

家族に残したいという気持ちは分かるんですけど、子供が18歳未満だったら国から遺族年金が支給されるので一家の大黒柱に何かあってすぐに生活が困窮することはないので、そんなに生命保険会社に上納しなくても大丈夫。

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生命保険に入らなくてもすぐには困らない

子供がいるのに、一家の働き手に何かあったらどうなるの!と思うかもしれないですが、国の制度があるのですぐすぐに困ることはないんです。アリガタヤ、ありがたや。

その名も遺族年金です。早い話が国が作った生命保険みたいなものです。ただし、年金なので一括の支払いではありません。

遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。

被保険者であった方につきましては、受給資格期間が25年以上あることが必要です。
遺族年金には、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、亡くなられた方の年金の納付状況などによって、いずれかまたは両方の年金が支給されます。
遺族年金を受け取るには、亡くなられた方の年金の納付状況・遺族年金を受け取る方の年齢・優先順位などの条件が設けられています。

引用 年金機構 遺族年金について

このように子供が18歳未満までは遺族基礎年金が受給できます。しかし、滞納していると親が亡くなっても子供は遺族年金を受け取れないので注意。

そして、受給できる金額は18歳未満の子供の数によって変わりますが、受給金額は以下になります。年金なので年額です。

それでは具体的な加算を見てみましょう。遺族の人数によって以下のようになっています(金額は平成27年度価額)

・1人 78万6500円
・2人 78万100円+22万4500円
・3人 78万100円+22万4500円+22万4500円
・4人 78万100円+22万4500円+22万4500円+7万4800円
・5人 78万100円+22万4500円+22万4500円+7万4800円+7万4800円

引用 AII about money 年金/遺族年金の仕組み

子供が一人だったら子供が18歳になるまで、年額約78万円が支給されます。

となると、子供二人を残してシンママが無くなると、年間約78万円+約22万円(加算分)=100万円が支給されます。確かに、年間100万円で生活費を賄うのはちょっと心ともないですが、これは国民年金だけの場合です。

フツーの会社員だったら厚生年金に加入しているはずなので、そうすると万が一のことが合った時子供に対して遺族基礎年金プラス遺族厚生年金が受給できます。

それでも、厚生年金は、年収によって給料から支払っている社会保険料が違うので、受給できる遺族厚生年金は年収に連動します。

そうなると、年収200万円代の方に万が一のことが起こった場合、子供一人だと年額120万円程度、月にならすと10万ちょっと位(遺族基礎年金プラス遺族基礎年金)です。子供2人だと月15万円いくか行かないか位です。

また、旦那さんに万が一のことがあって、妻と子供が遺された場合も金額は同じです。
参考サイト 遺族年金シュミレーション オリックス生命

 

仮に年収200万円家庭で旦那さんに万が一のことがあって、残されたのが妻であれば遺族基礎年金(+遺族厚生年金)に扶養範囲内のパート代をプラスすることで、旦那さんがいる時と同じ位の生活レベルだと思うのですが、どうでしょうか。

そして考えるべきことは、確かに遺族年金は子供が18歳になるまでの期間限定の年金ではあるけど、大黒柱に万が一のことが起こる可能性は、低いんです。

もちろん、不幸があった家庭にとってみれば可能性も何もないのですが、年収200万円代世帯にとっては将来の可能性の低い不幸の手当のためにお金を払うよりも、将来確実に支払う可能性のあるものにお金を取っておくのが、一般的な家計管理のセオリーです。

 

また、現在の収入を無視して、今の家計状況では貯金ができず大学進学をさせることが難しいのに、子供が大学進学をすることを前提の金額である子供一人3千万円とかの必要保障額を設定して、それに見合った生命保険料を払っている家庭があります。

でも、現状では大学進学させることができないのに、親が死んだら大学進学できるように手当をしておく必要ってあるのかよーく考えたほうがいい。

そして、年間生命保険にいくら払っているのかも計算した方がいいと思うんです。毎月2万円の保険料なら25年間支払えば500万円の支払いです。子供が大学いけるんじゃない?

毎月の数万円の一部は保険会社の社員の給料になっているんですけど、保険会社の社員を養っている場合じゃーない。保険会社の社員は別の余裕な人に任せて、自分の子供を養って!

また、所得税を払っているなら、生命保険を掛けておくとその分控除されるので税金が安くなる面もありますが、所得税を支払ってない場合は節税のメリットはありません。

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がん保険を入るメリットはあるのか?

次は、がん保険です。まず、がん保険に加入を考える時も、がんになる可能性を考えるといいと思います。

がん家系なのかにもよります。また、しつこいですが年収200万円だと、そもそも手厚いがん保険に加入できる家計の状態じゃない。

がん保険も生命保険同様に年間いくらがん保険に払っているのかも計算して、ある程度の切り捨ても必要なんじゃないのか?と思います。

また、がん治療によって働けなくなった場合は、障害年金を受け取れる場合もあります。参考サイト がんを学ぶ がん患者さんにぜひ利用してほしい障がい年金

今ある生活や確実にくる将来を犠牲にしてでも払うものなのかよく考えた方がいいです。

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生活が苦しくて生命保険が払えないなら解約ではなく払い込み済みで対応してもらおう

ここまで読んで、ヤバい!子供の学費や日々の生活を犠牲にしてる!と気づいたとしても、契約している保険は解約しなくて大丈夫です。

解約しなくても今後保険料を支払わなくてもよい方法があります。

それは保険を払い済みに変更してもらえばOKです。今まで保証の金額などは今まで払い込んだ保険料額に連動して低くなるけど、解約と違って払込額に応じた保証が続きます。また保障額は減額されますが、保険料の減額もできます。

保険料の負担軽減・払込の中止と契約の継続|生命保険契約の継続|知っておきたい生命保険の基礎知識|生命保険を知る・学ぶ|公益財団法人 生命保険文化センター
公益財団法人生命保険文化センターは、公正・中立な立場で生活設計と生命保険に関する様々な情報を提供しています。(設立1976年)

加入している保険会社に問い合わせて払い済みに変更してもらいましょう。

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それでも心配な時は掛け捨てで

全く保険を掛けてないのは心配なら安い保険もあります。安い保険は掛け捨てだけど、毎日の安心を買っていると考えればムダな額とは私は思いません。

そんな私は生命保険に入ってますけど、月額2000円の国民共済です。保証内容は以下です。

死亡・重度の障害50万円
入院日額6,000円給付
手術1度につき60,000円給付
通院日額2,000円給付(90日まで)
先進医療を
受けたとき
最高600万円まで給付

参考:こくみん共済|共済・保障のことなら全労済

死亡保障は葬式代位しか出ないですけど、保証内容にこだわり過ぎるとキリないので国民共済にしてます。浮いたお金は大学進学費用に回すようにしてますよ。

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