奨学金が返せる大学と就職先の選び方

こんにちは!シンママブログ管理人さなです。

子供が大学行きたい!大学に行かないとできない仕事に就きたい!というのであれば、やっぱりお金は出してあげたいのが親心。でも、ない袖は振れないわけで・・・。

そこで奨学金を利用しよう!となるのですが、奨学金には、返済がいらない奨学金と、返済が必要な奨学金があります。

さらに、返済が必要な奨学金にも、利子が付くもの(有利子奨学金)と、つかないもの(無利子奨学金)があります。

さらに、奨学金として借りる金額は、数百万単位になることが多いはず。学生のうちはピンと来ないと思いますが、数百万単位の借金はかなり生活を圧迫します。

なので、将来本当に奨学金が返せるのかどうか、正確に見立ててほしいと思います。

この記事では、奨学金を滞納してしまう理由をピックアップしてみましたので、奨学金の借り入れ計画の参考にしてください。

 

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奨学金を滞納する理由は2つ、就職が決まらない。就職した業界が不景気。

卒業後から返済が始まるので、奨学金が払えないという状況は卒業するまで分からないと言えそうですが、実は奨学金が返済できるかどうかは、大学に入学する時点でほとんど決まってます。

なぜかというと、やはり就職先や就職できるかどうかは出身大学に左右されるからです。

企業は〇〇大学の卒業見込み生募集!とは書きませんが、実際は出身大学や出身学部で就職先は決決まっています。それが社会の裏ルール。

会社は、本当は将来、成長できる人を採用したいと思っていても、未来は誰も分からないので、結局、就活生の過去(出身大学や学業成績+α)を頼りに採用するかどうかを判断するしかないからです。

だから、就職活動に一発逆転はありません。

また、同じような仕事でも業界によって給料の額に差があります。

儲かっている業界(会社)の社員と儲かってない業界(会社)の社員なら、儲かっている会社の社員の方が同じ仕事でも給料がいいものです。特に事務職はどんな会社でも同じような仕事ですからね。

 

だから、大学受験前、奨学金を借りる前に大学(専門学校)選びだけでなく、学部の選び方や就職する業界をきちんと見る必要があります。

 

そこで、その目安となるのが、奨学金滞納率ランキングです。

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奨学金返済、滞納率ランキングをチェックして後悔しない奨学金を借りよう。

出身大学で就職先がほぼ決まるので、奨学金を借りるのなら滞納している人が少ない大学に進学するのが、必須だと思います。

しかし、奨学金を貸している日本学生支援機構では、大学別の奨学金の滞納率データ自体は持っていて公表してますが、ランキング形式では公表してません。

してよ!という声を受けて(?)、東洋経済オンラインが日本学生支援機構のデータを整理してランキングを作ってくれました!

独自集計!全大学「奨学金延滞率」ランキング 平均は1.3%、延滞率5%以上の学校は7校 東洋経済オンライン

滞納率上位の大学に行くことに関して、本人が学びたいなら、それは趣味みたいなものでしょうから、私なら「行ってこい!でも、趣味のお金は自分で出しましょうね。」となりますけど、奨学金で行くとなると、大学進学は投資になるのでやはり、「ちょっと待てよ。」ですね。

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奨学金滞納率1位は至誠館大学 平均滞納率の7,6倍

滞納率の平均は1,3 %です

しかし、ランキング1位の大学は滞納率平均の7,6倍で滞納率9.93%です。滞納率の高さにビックリしますが、滞納率ランキング100位の中には国公立大学でも3校がランクイン。

国公立大学で奨学金滞納率ランキング上位校

  • 16位福知山公立大学(滞納率4.51%)
  • 61位名桜大学(滞納率3,47%)
  • 73位筑波技術大学(滞納率3,31%)

勉強することは良いことです。でも、就職にプラスにならない進学先で奨学金を借りちゃうとダメ、生活(人生)が犠牲になってしまうから。

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奨学金滞納率平均以上の大学の偏差値は50以下

ランキングは687位まであるのですが、滞納率平均の1,3%以上の滞納率のある大学は1位から331位までの大学です。331位の鎌倉女子大学の偏差値を調べると学部によって違いますが、偏差値45から52程度です。(参考サイト 大学受験パスナビ 鎌倉女子大学偏差値)

306位で滞納率1,43%の公立大学の北九州市立大学の偏差値は、42~50です。(学部によって55)(参考サイト 北九州市立大学偏差値

乱暴な言い方かもしれませんが、偏差値50位以下の大学は、大学に行ったとしても就職が難しかったり景気のいい業界に就職する可能性が低く、その大学へ進学するメリットがないと思います。

大学の数よりも子供の数が少なく大学進学率が上昇している中、偏差値50の大学って中学校の通知表がオール3ってことだと思うんですが、それって普通です。

決して学力がないわけじゃないけど、企業が思い描く大学レベルの授業は偏差値50ではついていけないから、それらの大学では一般的な大学レベルの授業はしてないですよね。

そんな中、企業は大卒を採りたいのではなく、大卒の知識を理解できる知的レベルの人を採りたいのだから、偏差値50の大学では大卒としての就職は難しいのはうなずけます。

とすると、偏差値50位の大学出身の子の給料は高卒と同じ位でしょうから、そのような給料の中から奨学金を返済していくのは厳しいはずです。

偏差値50で大学行く意味、就職について考えた方がいいんじゃないかな。

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東大の奨学金滞納率は0,41% 625位。滞納率0%は医療系大学が占める

じゃぁ、有名大学なら奨学金が滞納している人なんていないんじゃないの?となるかもしれませんが、データでは東大の滞納率は0,41%でゼロではない。滞納率0%は医療系の大学が占めています。

滞納率0%の奨学金滞納率ランキング686位 東洋経済オンライン

東大で奨学金を滞納してしまった0,41%は、社会が抱えている問題に足元をすくわれたと言うよりも、個人で何か問題を抱えているのだと思われます。

それは、体力的な問題かもしれないし、メンタルかもしれないけど。

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医療系が0%な理由は、資格じゃなくて需要。

医療系が滞納率0%の理由は、資格があるからだとシンプルに考えるのは私は危険だと思います。大事なのは社会に求められる仕事かどうか、つまり需要があるのかどうかです。

少し前は工学系の大学、工学部は滞納が少ないというのが一般的でした。

今、滞納率ゼロ%の大学に医療系が多いのは、老人(=病気になりやすい)が増えていて、多数の求人があるからでしょう。

なので、「奨学金を借りるなら、医療系に限る。他の大学は進学しても意味がない!」と思う必要はないと思います。

求人があってそれなりの給料をもらえれば奨学金を滞納することはないはずだからです。

それに今後、今、70歳位の団塊世代がいなくなりつつある20年後からの医療系(特に介護の仕事)ってどうなるんでしょうか。

若者の割合が減るから需要はあるかもしれないけど、他の業種でもそれは同じだろうし。

未来予測は難しいですが、やっぱり資格云々じゃなくて需要景気のいい業界に注目した方がいいと思いうんです。

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奨学金滞納を防ぐために、お勧めする景気のいい業界は「最先端業界」

求人が多くでる業界ということは、ビジネスが上手く行っている、儲かっている業界ということです。

ビジネスは今まで無かったものを売るのが一番儲かりますから、基本的に今までに無かった産業や業界が、景気のいい業界です。簡単に言えば、最先端業界を目指せってことです。

今、儲かっている業界は、IT業界。実際、今世界企業の中心は、アップル、マイクロソフト、アップル、Amazon、Facebookなどです。

それらの会社ができた年は、マイクロソフトやアップルは、70年代後半、グーグルは1998年、Amazonは1994年、Facebookは2004年と最近です。

これからくる業界はどんな業界なのか、予想はできないけどアンテナを張ればちょっとはヒントが、降ってくるはずです。

私なんか、自分が好きだからという理由で、服飾専門学校に入学して当時人気だったアパレル企業に就職しましたが見通しが甘かったです。世界的な企業の進出で日本のアパレル業界は廃れてます。

世界的な企業が日本に進出するというのは、アンテナ張ってたら分かったことだなぁ、と今になって思います。専門学校在学中にZARAが日本に上陸してたし。

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奨学金滞納して後悔しないためにも、政府が示した経済成長戦略を読む!

政府の動きにも注目してみるのもヒントが見つけられそうです。政府は日本の経済が潤うために、どんな産業が来そうで、どんな風に民間をバックアップしていこうかなと報告書をまとめています。

第4次産業革命に対応できる人材投資と労働移動の円滑化を進める。

第4次産業革命に伴い、
産業構造 と就業構造の急激な変化は避けて通れない。
個人個人に求められる能力・スキルも大きく変わらざるを得ない。
IT人材が必要となるのはIT産業に限らず全産業に及ぶ

2020年には、IT人材が 約37万人不足すると予想される。

更に多くの人材がITを使いこなす能力を身につけていくことが必要となる。
「IT力強化集中緊急プラン」を策定し政策資源を集中投入する。

他にも、これから行う必要のある公共事業などの話もあります。

「快適なインフラ・まちづくり」
熟練労働者の高齢化や人手不足が顕著である一方、オリンピック・パラリンピック関連施設の建設や老朽施設の更新、防災対策といった大きなニーズがある。

競争力のある建設機械データの融合によるサービスが売りとなる可能性を秘めている。

人手不足や費用の高騰に悩むことなく、効率性と安全性を両立させ、安定した維持管理・更新を浸透させていく

引用 首相官邸HP 未来投資戦略

「人手不足や費用の高騰に悩むことなく、効率性と安全性を両立させ、安定した維持管理・更新を浸透させていく」

これって、人を使わずにロボットにやらせるということだと思います。

たとえば、建物の塗装なんかも、ドローンの技術とロボット技術を組み合わせればできちゃいますよねぇ。

建築だけでなく、人工知能やそれを利用した商品やサービスの開発、VRを利用したもっと驚くような体験ができるものがでてくるはずです。(亡くなった人の画像を取り込んでバーチャルで会話できるとかさ。)

また、世界的には人口が増えているので、農業関連も面白そう。

3Dプリンターも普及したら、それを上手く利用した小規模ビジネスもありそうです。何かは分からんが。

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奨学金を滞納したくなかったら、進学前に情報を集めよう!

奨学金は、借金です。進学は生きるための投資。投資であるならデータ分析は必要です。

今ないけど、みんなが欲しがる新商品や新しいサービスを提供しようとしている産業、業界、会社はどこなのか、それらの産業や業界が求める人材はどんなスキルの持ち主なのか高校進学前、大学進学前に調べたり考えたり、学校の先生に相談してみてはどうでしょう。

奨学金返済に後悔しないためにも、進学する学部、就職する業界選びは慎重に。

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